べんきょうできないことの証明

きょうみあることをします

現代文 キーワード読解

 白昼の激しい陽射しは、コンクリートを蒸し風呂にする。建物は人熱れでむんむんしていて、体中から酸味のある匂いを放っている。特にすごいのは蟻の戸渡りから金の袋までにかけてと両脇周辺で、これら小さな特別な空間は、半径1メートルぐらいにおいて力強い存在感をアピールするであろう。

 

 はい、ということで、クーラー気持ちいいですね。何もする気が起きません。暑い時はいつも部屋でパンツを脱いで開放感でいっぱいです。今年は観測史上二番目に台風の発生が遅いそうです。だから何?ということなんですが、その理由は、南米沿岸付近の海面を温めるエルニーニョ現象が5月に終息して、それからインド洋で海面水温が高くなったからだそうです。ええ、だから、何?ということで聞いてもよくわかりません。

 

 ぐでたまのように脱力しながら何も考えずに、youtubeのオススメ動画を見ていると、久しぶりに初音ミクのライブの映像が出てきました。Miku Expo 2016のもので動画主がコスプレをする前から動画を撮り始めて、自分の好きなキャラに変身して、それから感動のライブに行きくたくたになりながら自宅に戻ってくるという内容でした。

 

 その中で、初音ミクとは違うリンとレンというキャラクターが歌う「Remote Control」という曲をはじめて聴いたのですが、なんとも癖になりまして、動画横に出ていた他のオススメが複数のMiku Expo 2016だったので、片っ端からクリックして、違うアングルからの動画を見まくりました。で、何度も見てしまうんです。そうなんです。この二人の動きを何度も見てしまうんです。ついには、この振り付けをスローで見ていたんです。聴くというよりも振り付けが気になってループ再生の悦楽に浸っていました。

 

 その理由を考えたのですが、二人が「up」という歌詞のときに両腕を真上に伸ばす。次に「side」という歌詞のときに両腕を真横よりちょっと上に伸ばす。このときに両腕を真横に伸ばした先のうち、二人の外側に向けて「side」という文字を同時に表示する。なかなかこの説明ではわかりにくいですが、つまり、歌詞と振り付けが同じ意味になっていて、さらに液晶パネルに映し出される文字に視点誘導までしているのです。同時に同内容表現が3つ起きているのです。音で「up」を聴いて、視覚で両腕を上げた状態をみて、さらに「up」という文字を追いかけるわけです。

 

 現代文を解いていると、類語、同意語、換言、同内容表現など同じ言い回しをいろんな単語にしたり文章にしたりで、何度も登場させて、やたらと指示語を絡ませて、要約と抽象の鬼ごっこをどんどん文章の中でやっていくのですが、いういう振り付けとか演出って、なんかそういったものと似ていますね。ちなみに振り付けに興味をもったことは今まで一度もなかったです。

 

 

 部屋の中で1人で振り付けどうだったっけ?と真似してたらコバエが入ってきました。閉めきっていてもすごいですね。パンツ脱いで、ぷらんぷらんさせていただけでも、酸味の拡散はすごいみたいですね。今度からちゃんとパンツを履くことにします。